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西南オラトリオ・アカデミー合唱団 本番

ハイドン「天地創造」の演奏会 福岡シンフォニーホールに1259名のお客様にご来場頂き大盛況のうちに終えることが出来ました。

 

この曲は昨年のバッハのマタイ受難曲に比べ合唱曲が少なく一見易しい楽譜なので初めは物足りなく感じていました。ところが、指揮者の安積さんの手にかかると楽しいんです。週1回の練習日は「今日も頑張って来てよかった!!」と清々しい気分で帰路につくんです♪

 

ハイドンのピアノソナタも同じく、譜読みは易しいけれどフレーズの収め方や休符の感じ方など音楽性が露わになり、少ない音で聴かせる難しさがあります。

生徒にはハイドンよりショパンの方が人気があるけれど学ぶ事の多い曲です。

 

本番間近に「ゆっくり歌う練習をして下さい。」と言われました。すると完成度の低い箇所が浮き彫りになり練習不足を痛感!

ピアノの練習と一緒だ!

「耳を澄まして自分の音を聴いてね。」

「ゆっくり丁寧に音を作る研究してね。」と生徒に言いながら、歌の方は通して歌うばかりでした。

 

ピアノで、難しい箇所は沢山練習するけれど、易しい箇所は練習の必要性を感じる機会がないまま本番を迎え、思わぬミスを招くということがあります。そんな苦い体験をしてみると練習の質が良くなっていくものですが、出来ることなら大きなミスは未然に防ぎたいのでちゃんと伝えていこうと思います。

 

さて合唱に話を戻して・・・オラトリアの醍醐味はソリストとオケとの共演です!

楽しみにしていたソプラノの隠岐さんの初生声♪

前日のゲネプロからたっぷりソリストの方々の美声を聴かせて頂き、至福のひと時でした。

本番では17番のバリトンの方にジ~ンと感動!!

31番の合唱で一瞬泣きそうになったけれど、いやいや泣く曲じゃないからと我慢!

終曲は全員の思いが一つになって「凄い!!私達!!」と自画自賛!!

これも指揮者安積さんの指導力と統率力のお蔭です。

音楽への真摯な姿勢が伝わって全員が”いい音楽を作ろう!”と一丸となっていく感じ!!

本番でしか味わえないこの素晴らしい感動があるから次も頑張ろうって思えます。

 

暑い中、ご来場下さった方々ありがとうございました。